なぜ大阪笑いの殿堂はなぜ「花月」というのか?

吉本新喜劇の劇場といえば、大阪ミナミの「なんばグランド花月」に代表されるように、「花月」という言葉がつきもの。大正7年、当時大阪の超一流の演芸場といわれた「金沢亭」を吉本泰三、せい夫婦が買い取り、それを「南地花月」と名づけたのが始まりですが「花月」の由来は何でしょうか?
「花月」には「風流な遊び」という意味がありますが、吉本の「花月」には違う由来が2説あります。
ひとつは、当時占いに凝っていた落語家の桂太郎が名づけ親というもので、「花と咲くか、月と陰るか、すべてを賭けて」という易から生まれたという説。つまり「花月」は「一か八か」という意味です。
もうひとつは、吉本夫婦が劇場近くの法善寺でおみくじを引いたところ、「吉」と書かれたその下に、「花は散っても季節がくれば花が咲く、月は欠けてもまた満ちる。浮き沈みに惑わされなければ成功する」といった意味の文句が書いてあり、それが由来とする説です。
本当の由来ははっきりしませんが、どちらにしてもお笑いにしては粋な名前の付け方です。

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