なぜ、大豆の自給率は低いのに、「国産大豆使用」の大豆製品が増えている?

豆腐、納豆、みそ、しょうゆ、油揚げ、もやし、サラダ油などは、どれも日本人の食卓に欠かせない食品ですが、これらの原料はすべて大豆。ところが、その大豆の95%以上は輸入に頼っています。つまり、大豆の自給率は5%を割っているのです。
それなのに、不思議なのは、最近、豆腐やしょうゆ、みそなどに「国産大豆使用」「国産大豆100%」といった表示が増えていること。自給率が低いはずの国産大豆が、そんなにあるものなのでしょうか。
じつは、国産大豆の自給率が5%以下といっても、国内消費される大豆の8割は、植物油を搾るためのもの。大豆全体の消費量に占める国産の割合は5%以下だが、豆腐や納豆、しょうゆ、みそなど食品用に限れば国産大豆の割合は約30%にまでハネ上がります。
食品表示の基準では、100%国産大豆をつかっていないと、「国産大豆使用」とは書けません。「国産大豆」と表示があれば、まずは信じてもいいようです。

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