「シールはがき」は、二つ折りの内面がピッタリついていて、端からはがすと、きれいにはがれます。
はがきの内容を機密にできるので、銀行や役所が通知をだすときは、たいていシ-ルはがきを使っています。
このハガキ、一度はがすと、二度とくっつかなくなりますが、これは、空気にふれて、接着剤の効力が消えたからではありません。
じつは、シールはがきには接着剤は使われていません。用紙の表面に乾燥剤の細かい粒子をぬり、凸凹状にしてあるのです。
これを凸凹が内側になるように重ねてハガキ1枚あたり約75トンの力で押します。すると、凸凹がかみあって、用紙と用紙がぴったり接着するというわけです。
凸凹をふたたびかみあわせるためには、再度、75トンの力で押さなくてはなりません。
人間が力ずくでくっつけようとしても、とうてい不可能なのです。
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