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色付きスティックのりの色は乾くとなぜ消える?

最近の「スティックのり」には、ノリに青く色がついているものがあります。
従来の無色透明タイプは、きちんと塗れているか確認しづらいですが、色つきタイプは、塗ったところが青く発色するので、塗り残しが防げます。しかも、のりが乾けば、色は無色透明になります。じつに便利な商品です。
のりの色が消える理由は、特殊な染料を使っているからではありません。原料に、リトマス試験紙に使われる「ペーハー(出)指示薬」が配合されているからです。
ご存じのように、リトマス試験紙は、酸性のものに触れると赤、アルカリ性だと青、中性だと無色に変わります。
スティックのりの色が変わる原理も、これと同じ。のりはアルカリ性なので最初は青い。
塗ると空気中の二酸化炭素や紙の酸性成分にふれるので、のりの成分はだんだん中和されます。乾くころにはすっかり中性となり、無色になっているのです。

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