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戦国時代の武士はケガをどう応急処置したのか?

戦国時代の戦いでは、もちろん多くのケガ人が出ました。当時の戦場に、医者、今でいう軍医は同行していません。ケガをした侍は、薬草を使って自分で応急処置するのが普通でした。
よく使われたのは「紫根草(しこんそう)」という植物の根を乾燥させて粉末にしたもの。この粉末をケガをしたところに塗ると、すぐに被膜ができ、止血効果があったようです。侍は、紫根草の粉末を袋に入れて、戦場に持っていきました。
運悪く、紫根草がなかった場合は、とりあえず、泥や灰を傷口に塗り、止血剤の代わりにしていました。むろん衛生的な方法ではありませんが、血が止まることは止まったようです。

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