ここ数年、電子炊飯器の性能が格段にアップしていますが、変わらないのが、保温したときのご飯の臭いです。
この原因は、ご飯についているヌカ。ご飯を炊くときには、米を研ぎますが、それでも少量のヌカは残ります。このヌカが、炊かれて保温されるうちに、しだいに腐敗しはじめます。その腐臭が、あの臭いなのです。
また、ヌカには微量の細菌が付着していますが、この細菌は熱にはめっぽう強い。電子炊飯器の中は、あったかくて栄養がたっぷりだから、細菌はみるまに繁殖し、あの臭いの一因になるのです……。
というわけで、電子炊飯器で保温したご飯が臭うのは、保温機能がついているための宿命のようなものなのです。
ご飯が臭わないように保存するには、たとえ保温はできなくとも「おひつ」がいちばんだといいます。
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