お好み焼きに麺をプラスすると、モダン焼きになります。このモダン焼きは、名前のとおり現代的な食べ物で、登場したのは25年ほど前のことです。
それを調べあげたのは、関西の某テレビ局。ある番組で、モダン焼き特集を組んだとき、番組担当者が、阪神圏の老舗お好み焼き屋にローラー作戦をかけて、モダン焼きのルーツを探しました。すると、「終戦後まもなくはじめた」と元祖を名乗る店は数軒ありましたが、いずれも、「お客さんの要望があればつくった」程度で、定番メニューにしていたわけではありませんでした。
結局、モダン焼きがちゃんとメニューに載った記録としては、大阪お好み焼きの総本家的な存在である「ぼてぢゅう総本家」の1972年作成のメニュー。ここに「モダン焼き」と印刷されたのが、最古の記録のようです。
つまり、「ぼてぢゅう総本家」が全国に支店を増やすにつれ、モダン焼きも全国に普及したといえそうです。
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