戦前の大阪落語全盛時代に活躍した桂春団治は、若いころ、かつお節問屋の娘婿になりかけたことがあります。 丁稚奉公を転々としていた春団治は、どこで働いても長つづきしませんでしたが、十数軒目につとめたかつお節問屋でだけは、たい […]
大阪の雑学
なぜ大阪笑いの殿堂はなぜ「花月」というのか?
吉本新喜劇の劇場といえば、大阪ミナミの「なんばグランド花月」に代表されるように、「花月」という言葉がつきもの。大正7年、当時大阪の超一流の演芸場といわれた「金沢亭」を吉本泰三、せい夫婦が買い取り、それを「南地花月」と名づ […]
タオルの両端は、なぜ生地が薄くなっている?
タオルの両端の生地が薄くなっているのは、じつは日本だけのもので、節約のために生まれたアイデアだったのです。 タオルはパイル地でできていますが、これはループをつけた独特の織り方でつくる生地のこと。吸水性と肌触りのよさが特長 […]
モダン焼きのルーツは?
お好み焼きに麺をプラスすると、モダン焼きになります。このモダン焼きは、名前のとおり現代的な食べ物で、登場したのは25年ほど前のことです。 それを調べあげたのは、関西の某テレビ局。ある番組で、モダン焼き特集を組んだとき、番 […]
「だんじり」はなぜ電柱にぶつかってもこわれない?
大阪の祭りといえば岸和田市の「だんじり祭」。だんじりとは、平均重量約4トンもある大きな山車で、それを男衆たちがかつぎ、荒々しく町中ひきまわすのです。 そのさい、だんじりが電柱や建物に激突することはよくあります。衝撃は大き […]
回転寿司を考えだしたのは誰?
回転寿司は、大阪の白石義明氏が発明しました。 白石氏は、大正2年、愛媛県生まれ。昭和14年に満州に渡り、昭和22年に日本に戻ると、東大阪市で「元禄」という和食屋をはじめました。 ところが、昭和24年、人手不足の折りにたま […]
「バッテラ」の名前の由来は?
大阪ずしの代表、「バッテラ」。サバの押しずしのことです。これは細長い木箱に酢飯を詰め、上に酢でしめたサバと薄くそいだ昆布をのせ、上から押したものです。 このサバの押しずしを「バッテラ」と呼ぶのは、次のようなエピソードに由 […]