ふだんは薄いアメリカン・コーヒーが好みの人でも、イタリア料理やフランス料理を食べた後は、濃いエスプレッソが飲みたくなるものです。
これは、こうした料理を食べたあとは、エスプレッソに多く含まれる「タンニン」を体が欲するからです。
タンニンとはコーヒー豆成分のひとつで、タンパク質と結合して、胃酸の分泌を促し、消化を助ける働きがあります。
このタンニンは、豆に蒸気の圧力をかけて成分をとことん抽出するエスプレッソにいちばん多く含まれます。
バターやオリーブオイルがたっぷり使われるボリューム満点のフレンチやイタリアンを食べれば、消化のために自然とタンニンを欲するようになります。こういう理由で、西洋料理の食後はエスプレッソが一番合うのです。
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