「駅から徒歩10分」などと不動産広告に書かれている時間は「追い風参考」で、本来はもう少しかかるというウワサもあります。しかし、この数字は1963年に公正取引委員会が規約で定めた「人が歩く速さ=徒歩1分80メートル」という基準がもとになっています。
では、規約のもとになった「徒歩1分で80メートル歩く」とは、どんな人が歩いた場合を想定しているのでしょうか?
この数字は、さまざまな研究機関のデータに基づいて出てきたものですが、公正取引委員会では、真偽を確かめるために、委員会の女性職員に実際に歩いてもらいました。
この女性職員はいつものローヒールの靴よりもあえて少し高めの歩きづらいヒールに履き替え、砂利道も行き来したりしながら細かく調査しました。その結果、徒歩1分=80メートルでOKということに。ちなみに、早足の男性なら、徒歩1分で100メートルは歩けるといいます。
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