端午の節句になると、柏餅を食べたり、菖蒲湯に入ったり、武者人形などを飾るなど、いろいろな風習が受け継がれてきました。鯉のぼりをたてるのも、その一つ。
鯉のぼりが立てられるようになったのは、江戸時代中頃の武家社会といわれています。
鯉は昔から食用としても、観賞用としても珍重されてきましたが、鯉といってすぐ思い浮かぶのが「滝のぼり」です。ふだんは流れのない川や池を好む鯉も、勢いよく流れ落ちる滝をのぼっていく習性があります。その鯉の滝のぼりにならい、わが子が将来、大きく出世するようにという願いが込められています。
ちなみに、鯉のぼりは1週間前には飾り、8日までに片づけるというのが、当時の武家の流儀だったようです。
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