お正月の鏡餅の上には、ミカンやダイダイなどの柑橘類をのせるのが、これは人々の信仰心と深いかかわりがあります。
その昔、鏡餅というのは、年神様の新しい命を迎えるおまじないの道具でした。その新しい命が病気になったりしないようにという願いを込めて、鏡餅の上にミカンがのせられていたのです。
当時、人々はミカンなどの柑橘類が、カゼの予防になることを経験的に知っていました。ミカンは病魔を追い払う「不老不死の霊果」と考えられていたのです。
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