義務教育の小中学校はもちろん、高校の教師になるためには、教員免許が必要です。ところが、最高学府といわれる大学の教師になるためには、じつは免許も資格もいらないのです。もっというなら、学歴だって不要。これは、私立だけでなく国立大学でも同じで、これは一体どうしてでしょうか?
文部科学省によれば、大学の教官は、教育者であると同時に研究者でもあります。研究者としての業績を判断するのは試験ではむずかしく、結局、ある人物を大学の教官として採用するかどうかは、各大学の教授会にゆだねられているのです。
そのため、新設大学などでは、ちょっとでもテレビで顔が売れた文化人が、研究業績もないのにあっさり教授に採用されたり。ワンマン理事長がいる大学では、なんでこんなというような人物が、理事長のひと声で教授になるということも珍しくないのはこういう理由からです。
(Visited 2,609 times, 1 visits today)