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なぜ円高になっても洋画料金は安くならないのか?

経済原理からいうと、円高になると外国製品が安くなるはずですが、洋画の入場料だけはなぜか安くなりません。
そもそも、映画の料金設定では、原価に配給会社や映画館のマージンを乗せるという方法をとっていません。むしろ、その逆なのです。
はじめに、映画館の料金がいろいろな物価とのバランスから決められて、その入場料に入場者数をかけた総興行収入を、映画館、配給会社、製作会社が一定の割合で分配しているのです。
だから、円高になろうが円安になろうが、入場料は変わらないし、製作費100億円の超大作も数千万円の芸術映画も、4時間もかかる長い映画も90分ぐらいのものでも、ほとんど同じ料金なのです。

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