国勢調査は、人口、家族構成、世代、居住形態などを調べる調査。「総務省統計局統計調査部国勢統計課」が担当し、五年ごとに行われている。
すると、国勢統計課の職員は、国勢調査のない年は、何をしているのか?
じつは、5500万枚の調査票を集計するには、コンピューターをフル稼動させても、3年半もかかる。くわえて、次の調査の準備に大忙しだという。その準備の多くは、調査項目の検討だという。
国勢統計課には、調査項目の内容について、各省庁や民間から「こんなことを調べてほしい」と、何百もの要望が寄せられる。
そこから、5年後の時勢にあった調査項目を厳選するためにリサーチを重ね、課内で検討会議を開く。その結論にもとづき、各省庁の担当者と折衝会議……と、これらの作業で、職員全員、連日、残業の日々が続いているそうである。
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