サイコロの目は、表と裏の数字をあわせると「7」になるようにできています。1が表なら、その裏は6というぐあいです。
これ以外にも、目の位置は細かく決められています。それが、「一天地六南三北四東五西二」。1を表(天)にしたとき、裏(地)が6、南(手前)方向に3で北(むこう側)に4、そして東(右)方向に5で西(左)に2というわけです。そのとき目を示す点は、3は右上から左下へ斜め方向に、2は左上から右下に斜めになるように並んでいなくてはなりません。
しかし、「天地で7」は守られていますが、東西は逆というサイコロもあります。これは、江戸幕府が賭博禁止令を出したとき、サイコロ製造も禁止されたため、密造者らが目の位置を間違ったためと伝えられています。
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