いまどきのコジャレた居酒屋で生ビールの「中ジョッキ」を注文すると、ビアホールの「小ジョッキ」くらいの容量しかないものが出てくることがあります。
ビアホールの場合、中ジョッキの容量は500mlというのが相場ですが、最近の飲食店のなかには、400ml入りのジョッキ(というより、大きめのグラス)を中ジョッキにしているところが増えているのです。
これはビールをケチっているというより、中ジョッキの値段を少しだけ下げて割安感を出そうというのがその狙い。たしかに、ふつうなら中ジョッキ500円くらいはするところが、この手の店では450円だったりするのです。
しかし、こうなると客は中ジョッキ1杯ではもの足りず、もう1杯ということに。結果的に、店の売り上げは450円から900円に伸びるわけで、これこそ彼らの真の狙いであることはいうまでもありません。
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