ビールの本場ドイツでは、法律によって、ビールの原料には、大麦のモルト、水、酵母、ホップの4種類しか使えないことになっています。
一方、アメリカの有名ビールメーカーは、モルトの量を減らして、米やコーンで代用。さらに、ホップの量を減らし、炭酸を大量に使っています。こうして、ビールの味を淡白にし、大量に飲めるビールを開発したのです。
昔は、アメリカのビールも、ドイツと同じように4種類の原料だけで作られていました。しかし、利潤を大きくするには、若者から老人まで気軽に飲め、かつ大量に飲めるビールを開発する必要がありました。
そこで、ビールをより淡泊な味にして、売り上げをどんどん伸ばしてきたのが、バドワイザーやミラー、クアーズといった米国のビールメーカーなのです。
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