真珠は、よく知られているように、アコヤ貝からとります。一見すると、カキに似たアコヤ貝ですが、さて、真珠を取り出したあとはどう処理されるのでしょうか。
カキに似ているのなら食用にでも、と思いがちですが、身のほうはまずくてとても食べられたものではありません。天は二物を与えずといいますが、アコヤ貝は美しい真珠をつくることはできても、おいしい身をつくることはできないのです。
ただし、貝柱だけは別。直径1センチ。長さ2センチほどのアコヤ貝の貝柱は、フライでもバター焼きでもOK。真珠の養殖で知られる三重県志摩地方では、アコヤ貝の貝柱の糟漬けは、名産のひとつになっています。
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