ボウリングのピンは、独特の形をしています。そのかわった形ゆえ、古くなっても、そのままの形でつかわれることが多いのです。
たとえば、小学校の花壇の囲い。花のまわりに、ピンを並べれば、ただの板の囲いよりは、みた目に面白いものです。また、学校では、生徒のミニボウリングのピンとして、まだまだ現役で活躍しているケースも多いといいます。
さらに、もとの3分の2ぐらいの大きさに削って、ボウリング場のディスプレイ用にされるものもあるようです。
これらの場合、学校の先生や業者が、中古のピンを買い求めるのですが、その値段は、1本200円〜300円。新品のときは、2500円ほどするそうです。
しかし、同じ2〜300円で買われても、原形をとどめないつかわれ方をするケ-スもあります。ホテルのボイラーの薪がわりです。
ピンそのものは木製ですし、表面にはウレタンカバーでコーティングしてあります。そのため、燃やすと相当な火力がでます。ボイラーのエネルギー源として、ピッタリだといいます。
一方、ボールのほうは、ほぼすべてが産業廃棄物として処分されています。かつてのマイボールも、漬物石としてもつかわれず、その多くが、燃えないゴミとして捨てられたはずなのではないでしょうか。
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