空き巣に入られて、現金100万円を盗まれた、というニュースを聞くと、反射的に100万円もの大金を家に置いておくほうが悪いと思ってしまいます。
こういう家は、たいてい、高級住宅街の豪邸。100万円ぐらい、たいした金ではないのかもしれません。だから、盗まれた金がもどってくるかどうか気にする人は少ないと思います。
じっさい、泥棒や強盗に盗まれた現金が、手元に返ってくることはマレ。犯人のもとに現金が少しでも残っていれば、その分だけは返ってきますが、めったにないらしいのです。
また、現金のかわりに、犯人の家を教えてほしいといってもムダ。犯人が盗んだ金を品物にかえている場合は、いっさい返ってきません。
ただし、犯人に定期収入があれば、毎月の収入の4分の1まで差し押さえることができます。が、たいていの泥棒は、住所不定、無職が相場。泥棒の定期収入をあてにしてはいけません。
現金ではなく、預金通帳を盗まれた場合、郵便貯金通帳だった場合なら、保障があるので全額もどってきます。しかし銀行には、特別な保障はありません。
たとえ空き巣であっても、命が助かったのは、留守にしていたからと、自分をなぐさめて、あきらめるしかないでしょう。
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