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もしも自首したら、少しは刑が軽くなるのか

もしこれを見ている方で、罪を犯して逃げている人がいたら、いますぐ自首したほうがいいでしょう。自首をすれば、ほぼ確実に刑が軽くなります。
たとえば、強盗は、5年以上の懲役が3年ぐらいに減刑されたり、殺人の死刑が無期懲役に、無期懲役が10年の懲役になったりするそうです。大きな事件なら、前科の有無や、動機、自首した状況が考慮されますが、裁判官の心証をよくするのはまちがいありません。
さらに、軽犯罪なら、無罪放免されるケースもあるといいます。
また、いま、つぎのようなことを考えている人も、すぐに自首することをすすめます。政府に不満をいだき、仲間とクーデターを起こそうと考えている人です。
いますぐ自首して計画をバラせぱ、仲間は逮捕されますが、自分は無罪になって、一生を棒にふることをまぬがれます。結果的に、仲間を裏切ることになりますが、家族のためにも考え直したほうがいいでしょう。まだ、いまなら問に合います。
しかし、いくら自首といっても、たとえば、10人の人を殺して自首しても、刑が軽くなることはありません。また、指名手配されたあとや、その事件に関する職務質問をされたあとにしても、自首したとはみなされません。あくまで、自分が、犯人だと特定される前に、出頭しなければならないのです。
だから、テレビの刑事ドラマで、刑事が容疑者を追い詰めて「自首しろ、いまなら刑が軽くなる」と説得するシーン、現実には、ありえないのです。

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Tags: 懲役自首
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