金券ショップで扱っている商品にも、買い時があります。ある時期になると、値段が下がる商品があるのです。
たとえば切手、印紙、新幹線や飛行機などの回数券、高速券など。いずれも金券ショップの売れ筋商品ですが、こうした商品は6月になると値段が下がる傾向があります。
その理由は、3月末の決算期に企業が節税対策として買いためておいたものが、6月になると、どっと金券ショップに流れ込んでくるからです。
こうして企業が得たお金は裏金になるのですが、あとあと追及されないためには、6月前後の日付の領収書が必要なのです。なぜなら、この時期の領収書があれば「お中元に送った」という言い訳ができるからです。そのため、6月になると、各企業は一斉に金券を売りに出すというわけです。このほかにも、国政選挙が終わると、ビール券やホテルの宿泊券が安くなるとも言われます。これは、選挙の陣中見舞いとしてこうした金券が大量に利用されるからです。
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