バター1/3カップを正確に計るアイデア

毎日の食事をつくるとき、わざわざ計量カップや計量スプーンを持ち出して調味料の分量を正確に計るという人は少ないでしょう。ましてやベテラン主婦ともなれば、しょうゆと塩はこの程度、酒とみりんはこんなもの、といったように、なんでも目分量でつくってしまいます。ハタから見ていると、いかにも適当に入れているようですが、そこは長年の勘がものをいいます。目分量でいつも同じ味の料理がつくれるのだからスゴイものです。
ところが、いくらベテラン主婦でも、お菓子づくりの場合だけは、目分量というわけにはいきません。なぜなら、材料の分量を少し間違っただけで、焼き菓子がうまく膨らまなかったり、ゼリーやムースが固まらなかったり、逆に固すぎたりすることになるからです。
お菓子づくりは、レシピどおりに分量を計るのが鉄則になります。
ところが、料理の本を見ると、「これ、いったいどうやって計ったらいいの?」という書き方をしているものもあります。たとえば、「バター1/3カップ」などと書かれている場合です。グラムなら計りやすいのですが、固形バターを計量カップでどうやって計ればいいのでしょう?
実は固形物でも、計量カップで計れる裏ワザがあります。恐れおおくも「アルキメデスの原理」を応用したワザです。
アルキメデスは、風呂に入ると自分の重さの分だけ水があふれること、それと同時に身体が軽くなることから「浮力」を発見しましたが、この計量ワザは、「風呂からあふれ出た水の重さ=自分の身体の重さ」という理屈を応用したものです。
1/3カップのバターを計る場合は、まずは計量カップに水を1杯(1カップ分の目盛りどおり)入れます。次に、計りたいバターの分量だけ水を捨てます。この場合は1/3カップのバターを計りたいので、1/3カップの水を捨てればいいのです。水を捨てたら、あとは少しずつバターを切って水の中に落としていき、水が1カップの目盛りすれすれになるまでバターを入れれば完了です。
もちろんこの方法は、バター以外のもの、チーズやラードを計るときにも使えます。しかも、計量カップを汚さないので、あとで洗うときもラクチン!のすぐれワザです。

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