悲しみのさなかである葬式でも、人間というものはふっと現実的になることがあります。意外に喪主は次のような心配をしてたりするのです。「ずい分、香典が集まってるけど、これ、税金かかるのかなあ?」と。
しかし、ほとんどの葬式の場合、香典に税金がかかるなんてことはありません。
葬儀会場の入り口で、税務署の係員が、参列者の数を数えるようなことはないのです。
というのも、香典とは友人知人が葬儀費用を出し合うものと法的に考えられているからです。たまには法律も融通をきかせてくれるわけです。
ただ、例外はあります。特定のひとりの人物、もしくはひとつの会社から法外の香典が届けられると事情がかわってきます。金額の多寡によっては、相続なり贈与の疑いがかけられるようですね。
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