サンバなど、ラテン音楽に欠かせない楽器マラカス。外側は、ヤシ科の植物の一種であるマラカという木の実を乾燥させてつくっています。
そして中には、もともとは植物の種子や小石を入れていました。しかし最近では、プラスチックや金属の粒を入れたものが多くなっています。
植物の種子や小石だと、長期間使っていると、削れて小さくなります。すると、肝心の音が小さくなったり、リズムの切れが悪くなってしまうのです。
一方、プラスチックや金属を使えば、摩耗することは少なく、しかも、種や小石と違って、人工的に形を整えやすく、中身を交換しても、一定の音色を保つことができます。そこで、プラスチックや金属製のほうに人気が集まりつつあるのです。
(Visited 3,956 times, 1 visits today)
Comments are closed