ディスカウントショップには、どう考えても仕入価格より安い値段の超激安商品があります。
あんな値段でホントに儲かるのかと他人事ながら心配になりますが、じつは店側も損を承知で売っていることが多いのです。
これは、この世界ではミックスマーチャンダイジングと呼ばれている商法です。つまり、利益率の高い商品と低い商品をミックスして売り場に並べることで、「この店は安い」というイメージを消費者にうえつける商法のことなのです。
超激安商品は、業界では「ロスリーダー商品」と呼ばれ、まさに出血サービス商品なのです。
もちろん、こんな商品ばかり売っていては、商売はすぐに傾くので、こうした超激安商品のとなりには「100万円の毛皮が19万8千円!」といった、別の目玉商品が並んでいる。これこそ、倒産処分品など裏ルートから仕入れた商品で、仕入れ値は1万円ほどだったりするのです。つまり、この毛皮が1着売れれば、約19万円の儲け。超激安商品で損した分など、簡単に取り戻せるというわけなのです。
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