日本人はなぜ電車で居眠りするのか?

世界広しといえど、日本人ほど電車でよく眠る民族はいないといいます。
その理由については二説あります。まずは、日本人の肉体に原因があるとする説です。
いわく、日本人の腸は外国人より長いため、消化の際、血液が腸に集中する時間が長く、その間は頭に血が回りません。こうなると、当然、眠くなります。しかも、電車の振動は、かっこうの睡眠導入剤の働きをします。だから、日本人は電車の中で居眠りをするのです。
次は、日本人の性格に原因があるとする説。
日本人はもともと生真面目な性格だ。仕事や勉強に対して熱中しやすく、それだけにふだんから脳の疲労度が高い。だから、電車に乗ると、脳は、意図的に仕事をしない時間は少しでも休もうとする。つまり、空いている座席を見つけて、座ってすぐ眠れるのは、一種の条件反射というわけなのです。
どちらの説ももっともな話ですが、もっと単純に、「日本は治安がいいから堂々と眠れる」とする説もないわけではないですね。

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