「ボーン・チャイナ」とは、牛のスネ骨を焼いた骨灰(リン酸カルシウム)を原料に混ぜてつくった磁器のこと。骨灰の働きで、焼き上げると、より白く透明度の高い仕上がりになるのが特徴です。
「ボーン(born=生まれた)チャイナ(China=中国)」と理解している人がいるかもしれませんが、それは間違い。この技術そのものは、イギリスで生まれました。
そして「ボーン」は「骨(bone)」。チャイナも、国名ではなく、中国から伝わったことに由来した英語で、磁器を意味する小文字で始まる「china」なのです。つまり「骨の使われた磁器」という解釈が正しいですね。
ちなみに、JIS規格では、骨灰含有量が30%以上のものだけを「ボーン・チャイナ」と呼ぶことになっています。
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