強運な人物というのがいますが、それが有名人だと当然歴史に残ります。19世紀のフランスの画家ドラクロアもその1人だったのです。 2度あることは3度あるといいますが、彼にいたってはそれは5度もありました。子供のころに命を落と […]
芸術の雑学
ギリギリで徴兵を逃れた漱石のずる賢さ
『坊っちゃん』は文豪・夏目漱石の作品の中で、もっとも親しまれているといっていいでしょう。ちょっとおっちょこちょいで、曲がったことが大嫌いという一本気なところは、江戸っ子気質そのままです。 もちろん漱石は、東京生まれ。イメ […]
トスカニーニが大指揮者へ華麗な転身をとげた理由
1886年、リオデジャネイロのオペラ劇場。まだ19歳の青年トスカニーニは、その劇場でチェロを弾いていました。イタリアうまれの大指揮者トスカニーニは、もとは若くて無名のチェリスト(チェロ演奏者)にすぎませんでした。 それが […]
盗まれたゴヤの頭蓋骨はどこへいった?
「首のない死体」というのは、エラリー・クイーンの『エジプト十字架の謎』をはじめ、推理小説によくでてくるトリックのひとつです。 たいてい、被害者と思われていた人が、じつは生きていて犯人だった、というオチとなります。たしかに […]
なぜ、バッハやモーツアルトはあんなカツラをかぶっていたのか?
小学校の頃、音楽の教室に飾ってあるバッハやモーツァルトの肖像画を見て、なぜ、あんなカツラをかぶっているのか不思議だった人も多いはずです。 これは、中世ヨーロッパでは貴族たちがカツラをつけるのが習慣だったからです。この習慣 […]
表彰式のあの音楽は何という曲?
Jリーグでも大相撲でも小学生の運動会でも、表彰式のバックには定番ともいえる音楽が流れます。「チャーン・チャーチャ・チャーン・チャーン、チャラララ・チャン・チャン・チャーン」というおなじみの曲です。 あの曲は表彰式のために […]
中国製でもないのに、「ボーン・チャイナ」というのは?
「ボーン・チャイナ」とは、牛のスネ骨を焼いた骨灰(リン酸カルシウム)を原料に混ぜてつくった磁器のこと。骨灰の働きで、焼き上げると、より白く透明度の高い仕上がりになるのが特徴です。 「ボーン(born=生まれた)チャイナ( […]
油絵の具はどうやって作られてるの?
絵の具の主原料は「顔料」。天然の岩石や鉱物を原料にしたもので、粒状になっています。 この顔料を紙に固定する「のり」の役目をするのが「展色材」。これが油性なら油絵の具になり、水溶性なら水彩絵の具となります。 油絵の具の展色 […]
ピアノの鍵盤は、なぜ白と黒?
ピアノの原型をつくったのは、メディチ家の楽器修理人バルトロメオ・クリストフォリという人物です。ビアノという楽器は、彼がメディチ家のために発明したものなのです。 メディチ家は、ルネサンス時代のイタリアで、金融業によって栄え […]
なぜ百人一首の小野小町は後ろを向いているのか?
かるたの百人一首の中で、小野小町の顔だけは、まったく描かれていません。後ろ向きで顔がみえないのです。 絶世の美女の顔をわざわざ隠したのは、江戸中期以降のことです。 小倉百人一首が、現在のように歌かるたとして遊びに使われる […]