サッカーの試合時間が90分と決められたのは、イギリスでサッカーの選手権大会(FAカップ)がはじめて開催された1871年のことです。
理由についてははっきりしないのですが、それまでのサッカーは、延々三時間も続いたり、どちらかが勝つまで延長戦を繰り返したりと、時間には無頓着だったようです。90分と決められて以降、ルールが変更されていないことを考えると、選手の体力からいっても、観客の側からも、ちょうどいい時間だったとはいえそうですね。
ちなみに、当時はロスタイムはなく、何があろうと試合は90分ちょうどで終わりました。
たとえば、1対0で負けていたチームが、終了間際に、ペナルティキックのチャンスを得たとしても、転がったボールを取りに行っているうちに時間が過ぎたらゲームオーバーだったといいます。こんなことがじっさい1891年の試合であり、そこからロスタイムは採用されるようになりました。
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