ショートケーキは、スポンジの上に生クリームとイチゴをのせた小さめのケーキです。
ところが、「ショート」という言葉は、その大きさとも生クリームともイチゴとも関係がありません。このケーキが「ショートケーキ」と呼ばれるようになったのには、こんな理由があります。
もともと、ショートケーキは、スコットランドの農村地方のケーキで、大きなクッキーのようなお菓子だったそうです。結婚式では、花嫁の頭をこのショートケーキで叩き、一度で割れないと縁起が悪いといわれていました。
英語の「ショート」には、短いという意味の他に、もろいとか、砕けやすいという意味があります。また、スコットランドの別名を「ショートランド」と呼んだことから、このお菓子を「ショートケーキ」と呼ぶようになりました。
このお菓子とはまったく違う現在のショートケーキですが、果物や生クリームで飾ってあるので壊れやすいという点では共通しています。
だから、「ショートケーキ」という名前のまま、現在に至っているのです。
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