日本で流通しているお札は、日本の中央銀行であるところの日本銀行が発行しています。
ただし、お札や硬貨を印刷・製造しているのは、ご存じのように「財務省印刷局」。つまり、日本銀行は財務省印刷局からお札を仕入れているわけですが、このときの仕入価格はいくらでしょうか。
仕入価格は、日本銀行への「引き渡し価格」といわれますが、一万円札と五千円札が1枚約20円、千円札は約15円ということで、けっこう安いのです。
いかに精巧につくられたお札でも、利益を乗せなければその程度の値段でできてしまうのでしょう。新札を発行した初年度分は、デザイン料や製版料もしっかり請求するというのですから、財務省もシブいものです。
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