同じお金なのに、コインには製造年が記されていますが、お札にはそれがありません。これには2つの理由があります。
ひとつは、コインは2種類以上の合金でつくられており、長く流通する間に、金属の配合の割合が変わることがあるからです。製造年は、それを判別するために必要なのです。
もうひとつは、お札には、製造年の代わりに通し番号が印刷されています。つまり、その番号を見れば、いつ印刷されたものかが一目瞭然というわけで、だからわざわざ製造年を印刷する必要がないのです。
ちなみに、コインとお札は発行元も製造元も違います。前者は発行元が日本政府で製造元は大阪の造幣局、後者の発行元は日本銀行で製造元は財務省印刷局です。
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