ウナギは鮨ネタとして使われることがあります。
ウナギを用意している店では、焼いてタレをつけたウナギの握りを出してくれます。
しかし、どんな鮨屋でも、生のウナギの握りはないし、ウナギを刺身で食べることは絶対にありません。その理由は、ウナギを生で食べると、中毒症状を起こすからです。
生のウナギの血液には、イクチオヘモトキシンという毒性の物質が含まれています。これを食べると、嘔吐や呼吸困難などの中毒症状を起こし、大量に摂取すると死に至ることさえあるのです。
しかも、血液中に含まれる毒素なので、フグのように毒素のある部分だけを取り去ればいいというわけではありません。昔から、ウナギは、必ず、蒲焼きか白焼きにされ、決して刺身で食べないのは、この毒素のせいです。
ちなみに、その昔、ウナギの浦焼き職人に眼病が多かったのも、この毒素のせいといわれていました。
しかしご安心ください。この毒は60度以上で加熱調理をすると毒素がなくなります。
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