魚の盛りつけ方を改めて思い返すと、定食屋でも居酒屋でも、頭が左側になっているものです。料理ばかりか、魚屋でも頭を左側にして並べていますが、なぜ魚の頭は左側に置かれるのでしょうか?
といっても、これは昔からの習慣というしかありません。日本には左上位の考え方があります。たとえば、左大臣は右大臣よりも上位の官職でした。魚を盛りつけるときも、上手である左を頭にするほうが、安定感を感じるということでしょう。
また、実用的に考えると、焼き魚の頭を左にしておくと、食べるとき、左手で頭の部分をおさえると、右手で箸を使いやすくなります。
ちなみに、日本人に紙とペンを渡して、「魚の絵を描いてください」というと、90%以上が頭を左にして描きます。
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