海の上にも「国道」がある?

日本各地に網の目のように広がる「国道」は、地続きのところだけを結んでいるわけではありません。
たとえば、国道279号線を北へ向かってずんずん行くと、青森県の先端のところで海に阻まれ、道はプッツリ切れています。しかし、海の向こうの北海道では、ふたたび国道279号線があらわれるのです。
海には橋もトンネルもありません。ということは、国道279号線は海の上でも走っていることになります。これはいったいどういうことでしょうか?
「国道」と聞いて「クルマが走る道」と考えてしまうと混乱しますが、「国が管理する道」と考えればわかりやすいでしょう。クルマが通る橋や海底トンネルがないところでも、フェリーのような道路と道路を結ぶ交通手段があれば、そこは「国道」と判断されるのです。
こうした「海の上の国道」は、島国の日本ならではのもの。全国で20か所くらい指定されています。

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