フォアグラ、トリュフと並んで世界三大珍味のキャビアは、ご存じのようにチョウザメの卵です。高価なことでも有名ですが、それはチョウザメの数が減っていることに加え、いまでも手作業で缶詰め作業が行われているからなのです。
本物のキャビアは、舌ざわりが柔らかく、とろけるような味わいがありますが、それだけに繊細で壊れやすく、チョウザメの腹から出した卵巣を慎重に、バラバラにして、卵粒を塩漬けにし、手作業によって缶に詰める必要があります。
こうした手作業のおかげで、あのとろけるような味わいが日本にも届くわけですが、その分値段も高くなるというわけです。
最近では宮崎をはじめ国内養殖も盛んに行われているようですが、それでもまだまだ庶民にとっては高嶺の花ですね。
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