賭けの勝ち方にみるゲーテのユーモア発想法

ドイツが誇る大芸術家のゲーテが、若いころ、友人と旅行に出かけたときのことでした。偶然、彼らが泊まっている同じホテルに、ある大臣がはいってきました。
ユーモア心に満ちたゲーテが、
「僕があの大臣の鼻をつまめるかどうか、賭けをしよう」
と友人にいいました。もちろん、友人は冗談だと思いました。そんなことができるはずはありません。ともかく友人は、「できない」ほうへ賭けました。
ゲーテと友人は10分後にホテルのロビーで再会することを約束して、ひとまず別れました。
友人が約束どおりにもどってきてみると、なんとゲーテが大臣の鼻をつまんでいるではありませんか。ゲーテは理容師に扮装して大臣のヒゲをそっていたのです。

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