アルジェリアとナイジェリアの関係は?

アルジェリア(Algeria)は、地中海に面した北アフリカにあり、スーダンに次ぐアフリカで2番目に大きい国です。一方、ナイジェリア(Nigeria)は、ギニア湾に面した西アフリカにある国で、アフリカ全体の6分の1の人が住む人口大国です。両国の位置関係は、ニジェールをはさんで上下に隣り合っています。
アルジェリアという国名の由来は、7世紀半ば、アジアからアラブ人が侵入。最初に目にした、現在のアルジェ港に浮かぶ4つの島を見て、「島群(アル・ジャザイール)」と呼んだことによります。つまり、本来はアラビア語で「Al-jezayr」と書きます。Algeriaは、その欧文表記です。
一方、ナイジェリアという国名は、19世紀の終わりにイギリスのジャーナリストが名づけたもの。命名の由来は、現ナイジェリアの中央部を流れる大河を、現地の人がニジェール川(Niger)と呼んでいたことだったようです。
というわけで、両国の名前にはまったく関係はありません。単に日本語で表記したとき、偶然「アル」と「ナイ」になってしまったというだけの話なのです。

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