カップラーメンの待ち時間は、なぜ3分?

ほとんどのカップラーメンは、熱湯を入れて3分待たないと食べられません。これは、麺がほぐれるための必要最低限の時間だと思われがちですが、じつは技術的には1分でもOKのカップラーメンが作れるといいます。
では、どうして3分なのでしょうか。
カップラーメンの生みの親である、日清食品創業者の安藤百福(あんどうももふく)氏によれば、3分間待たされることで、人はさらにお腹がへり、カップラーメンをよりおいしく食べられるからだといいます。これが1分ではあまりにも早すぎて「さあ、食べるゾ!」という気分が盛り上がってきません。かといって、5分では長すぎてイライラしてきます。3分はジラされる時間としてはまさにピッタリ。安藤氏はそうした消費者心理を憎いくらいに研究して、3分という時間を導きだしたというわけです。それが証拠に、かつて1分でできるカップラーメンが発売されましたが、不人気で製造中止になったそうです。

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