日本人の赤ちゃんには、99.5%の確率でお尻から背中にかけて、青いアザ(蒙古斑)があります。
蒙古斑はモンゴロイド系民族だけの特徴とされていますが、じつははるか彼方のヨーロッパ民族の中にも、蒙古斑を持って生まれてくる民族がいます。一般には東欧民族に分類されるハンガリー人です。
この現象、ハンガリーよりアジア寄りのロシア人やポーランド人、ルーマニア人に蒙古斑がまったく見られないことを考えると、不思議な気がしますが、ハンガリーの歴史をさかのぼると、ちゃんと説明がつきます。
13世紀、ハンガリーはチンギス・ハンに征服された歴史があります。そのとき、ハンガリー人は、モンゴロイドと混血。そのため、今でも隔世遺伝で、蒙古斑を持った赤ん坊が生まれてくるというわけです。
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