霊枢車が運ぶのは、いうまでもなく人間ではなく遺体です。そのため、霊枢車の運賃などは、バスやタクシーなどに適用される「道路運送法」ではなく、「貨物自動車運送事業法」によって規定されています。
運賃や料金は、原則として、霊枢車が所属している車庫からスタートし、遺体が安置してある病院→自宅や葬儀会場→火葬場→車庫に戻るまでの距離をもとに計算されます。
また、霊枢車のタイプによっても料金は違い、たとえば神奈川県の某民間葬儀社の場合、豪華な装飾が施されたいわゆる宮型タイプや、ベンツやキャデラックなどの高級外車を改造した洋型霊枢車は、10キロ4万5000円。国産のバン型霊枢車なら、10キロ3万円のように決められています。
しかし、地方自治体のなかには霊枢車をもっているところも多く、その料金は、10キロ3000円程度で利用できるところも少なくありません。
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