法廷画家はどうやって被告人をスケッチしているのか?

裁判の様子はテレビ中継はもちろん、写真撮影も禁止されています。裁判官が座っている映像などは、許可を得て撮影された開始前のもの。実際の様子は、法廷画家が描く「法廷画」が頼りになります。
しかし、この法廷画、よく見ると、傍聴席からは見えないはずの表情や横顔が描かれています。あれはどうやってスケッチしているのでしょうか?
実際、法廷画家は傍聴席に座って後ろから見て描いているといいます。法廷画家のために席が特別設けられているわけではありません。
顔は事前に写真でインプットしたり、入廷してくるときの表情を頭に叩き込みます。そして横から見ればこうなる、下を向いているときはこうなる、などと想像して描いているといいます。
モノクロのスケッチは30分くらいで終了。色づけは傍聴席でせずに、記者クラブや会見室でおこないます。10時から裁判がはじまれば、11時30分のニュースに間に合わせなくてはいけないため、正味1時間で完成させるという早業(はやわざ)です。

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