ハヤシライスの「ハヤシ」をめぐっては、いくつかの説があります。
まず、上野精養軒のコックだった林さんが、従業員用の食事として考案したからという説があります。
しかし、英語の「ハッシュ」がなまったものという説のほうが有力です。ハッシュの意味は肉の細切りのこと。もともとは、「ハッシュド・ビーフ・アンド・ライス」と呼ばれていたメニューなのです。
この「ハッシュド・ビーフ・アンド・ライス」は、明治末期から大正初期にかけて、東京で大ヒット。当時は、東京・新宿の早川亭のものが、もっとも有名だったといいます。
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