「お酒とタバコは20歳から」。一方、「成人映画は18歳から」と法律で決められています。では、なぜ、法律には「大人の基準」が2種類あるのでしょうか?
飲酒禁止法ができたのは1922(大正11)年、喫煙禁止法ができたのは1900(明治33)年のこと。どちらも20歳からと決められたのは、「身体的にも精神的にも20歳からが大人だから」という暖昧な理由のためでした。
成人映画のほうは、戦後、某県が条例として「18歳未満禁止」と決め、それが全国に広まりました。
いまは映画倫理規定管理委員会、通称「映倫」で、すべての映画がチェックされ、一般映画か成人映画か、R指定かといったことを、細かい基準と照合しながら分類しています。年齢制限の理由は「青少年に有害だから」というもので、こちらも確たる根拠があるわけではありません。
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