我慢したオナラはどこへいってしまうのか?

成人の場合、1回にでるオナラの量は、数ミリリットル〜150ミリリットル。1日に、1リットル〜3リットルのオナラがでて、人それぞれ、1日6回〜30回は、オナラをもよおすことになります。
江戸時代の本には、亭主の前でついオナラをしてしまったために、離縁までされた妻の話がよくでてきます。「嫁の屁は五臓六腑をかけめぐり」という川柳まで残っています。
離縁されてはかなわんと、亭主の前で必死にオナラをがまんしている妻の姿が目に浮かびますが、この川柳、科学的にも当たらずといえども遠からずといいます。
オナラの成分は、口から飲みこんだ食物や空気が、消化液と反応してできた炭酸ガスと、腸内細菌の発酵作用でできた種々のガスがまじったもの。がまんしたオナラのうち、炭酸ガスは腸から血液に吸収され、たしかに五臓六鵬をかけめぐります。しかし、ほかのガスが、どこへいくかは、まだ明らかになっていないのです。
当然、血液に吸収された炭酸ガスは、やがて肺にもどって、口と鼻から外へ吐きだされます。

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