日本では初産駒(しょさんく)が、注目を集めることが多いです。名馬のかけあわせで生まれた兄弟の中でも、いちばんはじめに生まれた馬に目がいくのは、人間と同じなのかもしれません。
ところが、アメリカの畜産学者が、過去100年間、生涯獲得賞金が100万ドルを超えた競走馬を調べたところ、いちばん多いのは2産目の馬で、以下、3産目、初産の馬ということがわかりました。
なぜ2産目が強いのか?ヒントは母親の体の状態にあります。たとえば、牝馬(ひんば)の出産適齢期は6〜12歳。体も丈夫で元気のいい卵子が生成されます。この時期に多く生まれるのが2産目の馬だといいます。
じっさいに、出産年齢ごとに一流馬の出現率を調べてみると、牝馬が9歳のときが14%でもっとも高いです。そして16歳をすぎると、1%以下になるということがわかっています。
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