そば屋の看板には、「生そば」と書いています。これは「なまそば」ではなく、「きそば」と読みます。店先に「生そば」と掲げる店は、もともとは、そば粉100%のそばをだしていることを意味していました。
しかし、今ではそば粉100%のそばをだしている店はほとんどありません。「生そば」と看板を掲げていても、それに近いので「生そば」としている店、またスーパーで売っているような麺を使っているくせに平気で「生そば」としている店もあります。
要するに、「生そば」という言葉には、はっきりとした定義がありません。現実には、店の主人の考え方ひとつなのです。
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