車掌の検札を拒否するとどうなるのか?

こちらがいい気持ちで眠っているときに限ってやってくる「切符を拝見いたします」という例の検札はなんとかならないのか、と思っている人も少なくないでしょう。
警察官の職務質問だって、タテマエからすれば拒否できるのだから、ましてちゃんと切符を買っている以上、検札など拒否してもかまわないのでは、と思っている人がいても不思議ではありません。
しかし、検札というのは、鉄道営業規定第8条に「旅客は鉄道係員の請求ありたるときは、何時にても乗車券を提示し、検査を受くべし」と定められているように、乗客の義務なのです。
この義務を拒否すると、運賃と同額から2倍以上の割り増し料金を払わなくてはなりません。
とはいえ、検札なんて制度があるのは、日本くらいのものらしいのです。それくらい日本のお役所(元国鉄なので)というのは、下々のものを信用していないということなのかもしれません。

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